関係作りに、時間は必要なのか?
20代の頃、青春18切符を使って、
九州まで行きました。
山の農家を訪問した時には
お茶うけに、
お箸と、山菜の天ぷらが出てきました。
正直、驚きました。
実は、甘いお菓子も置いてありましたが、
おじいさんは
「これは、よそゆきのお茶うけや。」
と言いました。
特別、揚げたてでもなく、
しんなりした、
摘んだばかりの山菜の天ぷらや漬け物。
「何にもないけれど、どうぞ。」
とすすめられて感じたものは、
オープンマインドでした。
ご夫婦から、
身内のように、飾らずに
受け入れてもらえる喜び。
肩肘張らない笑顔で、迎え入れてくれる。
等身大の関係。
関係作りの最初の一歩は、かけた時間じゃないんです。
おじいさんの「ようこそ。遠くまでありがとう。」
という、気持ちだった。
私も喜んで、その気持ちに反応した。
縁側のお茶も、そういう温かさがありますよね。
大事にしたい、感覚です。