感性Lab.的 緑茶とコーヒーの違い
2017年度は専門学校の授業を受け持っています。先週は、試験前にコーヒーの先生と合同授業でした。コーヒーの実技についてざっとおさらいをしたのですが、これがなかなか面白かった。コーヒーの先生が言われたことで、気づいたことをまとめます。
*ハンドドリップ技術に必要なものは、注ぐ湯のコントロール
なるほど。コーヒーは粉に当てていく湯の量や当たり方を、自分のイメージ通りに落として行けているか?が重要なようです。
つまり、コーヒーは「注ぐ時の湯のコントロール」が重要です。
緑茶も同じく湯は命、「湯の温度と量の調整」が重要です。
その上で、緑茶の場合は湯を注ぐ時ではなく、どちらかというと「湯を引く時のコントロール」に意識を向けて行きます。
「湯を入れ続ける」コーヒー「待つplus引き出す」緑茶
緑茶は、茶葉からどのように茶エキスを引き出していくか?その見極め力が問われます。
コーヒーも緑茶も湯のコントロールと集中力という点では同じですが、どこに焦点を当てて行くか?は、素材の特性によって違うものだと、改めて思いました。
*写真は学生が淹れたハンドドリップ。コーヒー殻から注ぎ方の課題を抽出
時間でいえば、どちらも3分間程度。
所作としては
「湯を入れ続ける」コーヒー
「待つplus引き出す」緑茶
コミュニケーションを生業とする私だからかもしれませんが、おもしろいな!と思いました。
それでも、コーヒーの専門家と話をしていくと、やっぱり追求した方は面白いですね。
とても職人的で、とてもマニアックで、とても哲学的で、お互いの素材は詳しくは知らないけれど、共通項がたくさん観えて会話が弾みます。
これはもう職業を超えたものだろうなと思いますね!
今日もお茶をどうぞ
日々是茶口実
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感性Lab.静岡 金澤木綿(ゆう)
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