金澤木綿 プロフィール

日本で唯一、伝統的な日本の茶文化を「コミュニケーション技術」として、トレーニング出来るスタイルでご提供しています。産業である日本茶、心を育む茶道、世界の茶文化との比較など、あらゆる角度から日本を眺め、あなたにとって「いますぐ活用できる日本の茶文化」をご案内致します。

お茶の間プロデューサー  金澤 木綿(かなざわ ゆう)

s-プロフィール【略歴】  岐阜県出身 静岡県在住

●25歳で日本茶に興味を持ち、東京から静岡へ移住。
●問屋・小売を学び、2年間農業研修をしながら、業界全体の現場経験を積む。
●紅茶、中国茶、世界のお茶を学び、ティーセミナーを開催することで、世界から見た日本茶という視点を身に付ける。
●静岡県の農園とパートナーを組み、”農園茶の認知と、お茶する時間の普及活動”の場として、お茶うけ屋を開始。
ホームページ http://ochaukeya.com/
ネットショップ http://ochaukeya.shop-pro.jp/
●日本茶感性トレーナーとして、茶道と実践心理学と日本茶を融合した、自他とのコミュニケーションセミナー、現代版茶道トレーニングを行う。

<著書>
『東京の日本茶カフェ』  2008年 東京地図出版

<資格>

・日本茶インストラクター (NPO法人日本茶インストラクター協会)
・日本茶道インストラクター (日本茶道塾)
・NLPプラクティショナー (米国NLP協会)
・NLPビジネス・マスター・プラクティショナー (米国NLP協会)
・感性研究所研究員 (一般社団法人感性研究所)

「一緒に、お茶しましょう。」

はじめまして。
私は、25歳で日本のお茶に興味を持ち、茶処静岡県にご縁を頂き引っ越してきました。社会人になっても、日本のことを何も語れない自分に疑問を持ち、日本の文化を味わえる方法を探しました。

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全国各地の茶産地を巡り、その地にしかない郷土茶の世界を知りました。また茶業界の中では問屋・小売業の後、2年間の農業研修も経験しました。

私自身、多くの茶農家と付き合いながら、農業という生業、生き方を学びました。茶農家という生き方は、本当に懐広く幅広く、個性豊かで厳しくもあり、まるでお茶の味そのものです。

そういう作り手の分かるお茶を口にする機会が少ない今の流通形態、提案不足に疑問を持ち、2011年に「お茶うけ屋」という農家のお茶を紹介しながら、お茶する時間の提案をしていくサイトを作りました。

ダージリン茶摘み②20代~30代では、日本茶と比較するために紅茶や中国茶などを観て回り、「世界の茶文化」というテーマでセミナーを展開しました。でも、何かがひかっかるのです。セミナー講師としては、主役となるどのお茶も自信を持ってベストだと薦めることが仕事ですが、私はどうしても、「やっぱり日本茶が素晴らしい。」と言いたくて仕方がなかったのです。

私は、農業を体験しながら世界の茶文化・産地を学び、また産業としてのお茶と関わりながら心を育てるための茶道を経験し、様々な角度から日本の茶文化の特異性を体感してきました。

私自身が成長していく過程で、自分なりのお茶の捉え方は少しずつ変化していきましたが、知れば知るほど感じるのは、やはり日本の茶文化がおもしろく、奥深い。自分のルーツを発見するわくわく感や、小さな変化に気付ける喜びに溢れています。

08-09-27-3正直に言えば、その奥の深さゆえに迷うことも多く、なかなか捉えどころのない自分に落ち込み、イライラした時期がありました。自分で選んだ道とはいえ、どこにも所属しないという生き方に不安になったり、自分の存在理由が分からず、悩んだことも多々あります。

 

 

そんな中で、私が農業から学んだ生き方の一つが、寛容性でした。

自宅前に置き手紙もなく置いてある大根やスイカ。「ちゃんと食べているか?」と声をかけてくれる農家の人達。自分たちが作った作物を、周囲の人達に配る感覚。一時に同じ作物がたくさんできる。それを持ち続けてもダメにするだけ。自分の持っているものをみんなと共有する関係。お互いさま、おかげ様という地域での暮らし方に、移住者の私はある種、尊敬の念を持っています。

私が農園茶を人におススメする理由は、この辺りにあるのだと思います。

私自身が、「自分の存在理由が分からない。私は役立たず。」と不信に思っている時にも、農家の人達はそのままの私を、受けとめてくれました。どれだけありがたかったか・・・。今でも涙が出るほどです。

そして私はそこに、『コミュニケーションの本質』を観ました。

s-ochazikan「そこに居ても、いいんだよ。」という無言のメッセージは、当時の私にとって言葉に出来ないほど温かく、安心感を与えてくれました。それがベースとなり、色々な試練を乗り越えることが出来たのだと感じています。

 

今は、それでも毎日淹れる一杯のお茶に自分を映し、自分に語りかける時間そのものが、私自身が見つけた日本茶の本質的な価値そのものだと理解しました。

私は、誰かのために淹れるお茶は、「そこに居ても、いいんだよ。」という無言のメッセージになるのだと考えています。一杯のお茶には、とても穏やかで温かい感覚を共有でき、安心出来る環境を創りだせる力があるのだと、私は信じています。

「お茶を通して絆をつむぎ、未来をつむぐ」

そして今、さらに、それを体系的に体感できるようなスタイルにして行く事、またそれを一人でも多くの方に伝え広げていくことが、私のお茶の道だと考えています。

私たちの先人が作り考えて来たモノ・コトを、今改めて自分事として捉え、日々の暮らしに日本茶を活用する術として手に入れたら、100年後の日本に生きる若者たちまでもが、もっと穏やかで許容量が広く、自分が感じるままの自在な心で生きていけるのだと思います。

お茶を通して自分の生き方について共に考え、共に実践していく楽しさを味わえれば幸いです。
ぜひ、どこかでご一緒出来る機会があることを願っています。

金澤木綿