ハンドドリップ日本茶カフェに行って思ったこと《3》

静岡に新しくできた、ハンドドリップの日本茶カフェに行って思ったことを3回に分けて書いています。

茶話1、私のために淹れてほしいという気持ちについて
茶話2、味作りとしてハンドドリップに思うこと

今日は、茶話3 オペレーションの方法として、ハンドドリップについて思うことを書きますね。

話は少し違うのですが、先日「少し残念だけれどこれが現実。」と思った出来事がありました。
昨年私は製菓製パン専門学校で、コーヒーの先生と共に嗜好飲料飲料の授業を担当していました。1年経ち、学生らが卒業前の文化祭で、カフェを開く事になった時の話です。

そのために、コーヒー担当の先生が、コーヒーの授業を受けていない学生さんでもカフェのドリンクが作れるよう、コーヒーマシンで作れるブレンドとラテの作り方を教える機会がありました。

その時、ある学生さんが、紅茶もメニューにあるからもう一度復習したいと声をかけてくれたのです。

どの道具で、どうやって淹れたら良いかと。
その時に、改めて困ってしまったのですね。 

カフェ運営を考えた場合、コーヒーのように1カップずつ準備できる方法でないと、オペレーションとして無駄が多い。

一年かけて学んだことはリーフ茶についてですが、実際のカフェ運営を考えると、最小限の道具しかない場合は、断然ティーバッグが利用しやすく、作り置きよりも風味が良いです。アツアツで出せて、オペレーションとしてもお客様視点。
ふと、私が一年やってきた茶葉の見立てが出来るようにと行ってきた授業に、無力感を感じてしまいました。これはもう、私個人の問題なのですが・・。

誰であっても一杯をきちんと安定して作る方法は?

もちろん、ティーの専門店であればリーフ茶の扱い方を知るのは大切なことですが、ケーキ中心の簡易カフェの場合は、もっとざっくりでいいですよね。ティーバッグで十分なのかもしれません。その中にも色々なクオリティーがありますし。

コーヒーの場合は、ハンドドリップはハードルが高いので、エスプレッソマシンを使って抽出したものを、お湯で薄めてブレンドを作りました。マシンが一人分ずつサービスするための手軽な方法になります。

それと比較して、一杯のお茶の簡単な方法は?
紅茶なら、ティーバッグ
緑茶なら、アレンジも含めて抹茶

ここに納まってしまう気がしました。

そんな経験があったからこそ、この日本茶カフェでハンドドリップを見た時に、実は手技をそれほど必要としないこの道具は、手軽に安定した味を1杯ずつ作るためには便利な道具なのではないか?と思いました。

緑茶の場合は、煎を重ね(茶葉に湯を2回、3回と注いで飲む)て楽しみますが、おもしろいことに、一杯のお茶として提供する際に、最初から2回分のお湯を注いで抽出すればよいという単純な話になりません。

そういう意味でも、煎を重ねて淹れやすいハンドドリップは、緑茶のオペレーションから考えてとても合理的だと思いました。道具の数が多いので、これがそのまま家庭に普及するとは思えませんが、「誰であっても一杯をきちんと安定していれるための方法」は、お茶を手軽に利用するという視点から見て、大事なことだと感じました。

 

 

  日々是茶口実

 

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感性Lab.静岡 金澤木綿(ゆう)

■お茶を使ったリラクゼーション法「茶瞑想」
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■感性コミュニケーション&感性トレー二ング、感性プロデューサー

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